おはようございます。
毎日毎日、出てくる会話は 「 毎日よく降りますね~(*_*; 」
こればっかり・・・・ 言いあきたし、聞き飽きた・・・・
といいながら、また言ってしまった(>_<)
では、話を変えましょう。
ゼファ-750をお乗りのお客様からの、こんな話からスタートした修理・・・
「前回オイル交換した時に、マグネット付のドレンボルトに変えて、
今回、オイル交換したら、 磁石にピストンリングのような金属片がついてきた・・・」って。
エンジンの異音が気になって何度か、タペット調整したり、カムチェーンアジャスターを調整したりしていたけど、
そいつは、大問題ですね。というわけで、
とりあえず、オイルパンをはずしてみた・・・
なんか、いろいろ落ちてないか・・・
ダンパーゴムが落ちてる・・・・リングの破片もたしかに残ってた・・・・
なんで????
このバイクの経歴はこうだ!!!
①鹿児島県のとあるバイク屋さんで購入する
②納車され、しばらく乗るとシリンダーヘッドカバーからオイルが漏れだす。
③保障があるということで、そのお店で修理してもらう
④再び納車されしばらく乗ると、シリンダーとクランクケースの間からオイルが漏れだす。
⑤再び保証があるということで、そのお店で修理してもらう
(どうもこの時の修理に問題が発生してます)
⑥またまた納車され、しばらく乗るとシリンダヘッドからオイルが漏れだす。
⑦お客様は、漏れは少ないし、もう保証期間が切れたということで、オイル交換を定期的にしながら、乗られる・・・・で、この前のオイル交換に至るわけです。
まず、オイルパンに落ちていたダンパーゴムはなんなのか?
ゼファー750はカムチェーンスライダーの可動部分に、シリンダーとクランクケースで
はさんで収まっているダンパーゴムがあります。
落っこちてるこやつは、まぎれもなく そのゴムです!!
ということは、二度目の保障修理の際に、シリンダーを外したときに、外れて落ちたのに気付かず、組んだということでしょう・・・
となれば、同じ修理をしないといけないので、シリンダーまではぐっていきます。
でてきました、でてきました(゜.゜)
異変の数々・・・・
まず、左側の写真、セカンドリングのひろ~~~~~~い合口隙間( *´艸`)
それと、オイルラインピンのOリングの亀裂
と、写真はなかったのですが、カムチェーンスライダーのダンパーゴムの行方不明・・・家出先はオイルパン
リングが折れているのも、シリンダーガスケットを交換した際に折ったのでしょう・・・
オイルがやっぱり漏れてくるのも切れたOリングの再利用によるものでしょう・・・・
と、全部新品部品と交換して無事修理完了しました。
お客様は、エンジンを修理している間にお色直しをしておりました(*^-^*)
夜だったから、わかりにくいですね・・・ざんねん
で、今回の修理で言いたいことは、
バイク屋さんとして 車両販売にあたり保証期間を設けて売っているのであれば、
保障修理は、利益が出ないからって適当に修理しちゃいかんよ!!ってことですね。
自分にも言い聞かせるいい機会となりました。常に緊張感をもって頑張ります(^^♪